木のぬくもりに重なるモダン
ご夫婦とお子様4人の6人家族、M様邸。新築住宅の設計段階から家具やインテリアのプランニングをお手伝いさせていただき、間取りや素材選びと並行して家具のプランニングを行い、置き家具だけでは足りない部分には特注家具を加えながら、理想の暮らしを実現していきました。

玄関から続くモルタル床のリビングには薪ストーブを設置し、テラスへの出入りも意識した趣味性のある空間に。
メインのソファには、革の質感とボリューム感が魅力の「Glove Sofa (グローヴソファ)」をセレクト。フルグレインレザー(銀面付き本革)を贅沢に使用しているため、革の魅力を最大限に感じられるソファです。
グローヴソファは、オリジナルソファの中でも比較的大き目のサイズ感。ボクシーなデザインに加えて座面がフラットなので、ゴロンと寝転んだりアームにちょこっと腰掛けたりと、家族それぞれが自由なくつろぎスタイルを楽しめます。

ダイニングは一段ステージアップさせ、幅2,400mmのナラ材テーブルを配置。普段からたくさんの人が自然と集まる、M様の暮らしの中心となる空間です。
部屋の中央には大ぶりで個性的なインテリアグリーンを選びました。グリーンがあると空間に生き生きとした表情が加わりますよね。
家族の時間とともに成長し、暮らしに豊かさをもたらしてくれる大切な存在です。

暖炉がある土間スペースには、Ann Lounge chair (アン・ラウンジチェア)と、その奥にEgg shape Coffee table(エッグシェイプコーヒーテーブル)。
オーク材のラウンジチェアが、無垢の床材に自然と溶け込みます。
余談ですが、Annの名前の由来、実は「庵(アン:いおり)」からきているんです。
「庵(あん)」は禅や茶道の世界でよく使われるイメージがありますよね。また「庵(いおり)」と言うと小さくてひっそりとした家や建物をイメージ。自然素材で作られたあたたなかこの空間に佇むAnnの姿はまさの名前を体現しているようにも感じられました。
木の温かみ、革のしなやかさ。どちらも時間とともに表情を変え、住まいの空気や家族の暮らしと一体になっていきます。新しい美しさも、使い込んだ味わいも、すべてが日常に溶け込み、暮らしをより豊かに彩る存在です。