Karf Furniture meets Knoll Textiles
この冬、カーフ代官山店では12月7日(土)より「ファブリックで楽しむ住まい」と題し、Knoll Textiles(ノル・テキスタイルズ)のファブリックにフォーカスしたフェアを実施いたします。ファブリックと一言で言っても、ブランケット、クッションなど小さなものから、カーテン、ラグ、ソファなど大きなものまで様々。空間の印象はファブリックによっても大きく変わるため、どのような雰囲気にしたいかを予めイメージしておくことが大切です。
カーフのソファやチェアなどに使用するファブリックも国内外のたくさんのファブリックの中から、機能性や素材、質感などにこだわってアイテムごとに厳選していますが、今回のフェアでは オリジナルプロダクトの中から、冒頭写真にあるGlove sofaを始め、Modular、Weaveといったカバーリングタイプのソファの張地をKnollTextilesのファブリック仕様に替えて展示いたします。
ファブリックを替えたことで家具や空間のイメージがどのように変わるのか、その変化も楽しんでいただけたらと思います。
ファブリックで遊び心を取り入れる
ソファなど大きな面積を占める家具に選ぶ生地は、ベーシックな色や柄に偏りがちですが、アクセントとして特徴的なデザインを取り入れることで空間を個性的にし他の誰とも違う「自分だけの場所」を作り出しすことができます。また、遊び心を取り入れることできっちりしすぎず”程よくラフ”な印象になるため、空間にも心にもゆとりを与えてくれるように感じます。カーフ代官山で展示しているGloveソファのオットマンとクッションは既にKnoll Textiles仕様となっていますが、お客様に大変ご好評をいただいています。
カバーリングタイプのソファならいつでもカバーを交換することができるため、遊び心を取り入れやすいかもしれませんね。
ミッドセンチュリーとの親和性
今回、Knoll Textilesを選んだ理由は様々ありますが一番は、”他にはない個性を演出できる”という点です。そして長年、商業用として利用されてきたことから耐久性や耐摩耗性といった品質・性能への信頼度が高いということも選んだ理由としてあげられます。
Knoll Textilesの生みの親であるFlorence Knoll(フローレンス・ノル / 1917-2019)は、アメリカの著名なインテリアデザイナーであり建築家。ミッドセンチュリーモダンのデザインを牽引した人物として知られており、Knoll Associates(現Knoll Inc.)でデザインディレクターを務め、同社を国際的なデザインブランドへと成長させました。彼女の功績により、ミッドセンチュリーモダンの美学と機能性を兼ね備えたオフィス空間や家具デザインが多くの人に浸透したと云われています。
たくさんのデザイナーとコラボレーションし、建築家のミース・ファン・デル・ローエやエーロ・サーリネン、イーゼイ・ネルソン、などがデザインした家具を製品化。これにより、Knollはモダニズムデザインの代表的なブランドとして世界的な地位を確立しました。
日本進出の第一弾は1980年代、その後2018年に現ショールームをオープン。
カーフがデザインする家具の根底に流れているのは、まさにKnollが躍進したミッドセンチュリー期のモダンスタイルです。
歴史的な背景からもKnoll Textilesとカーフの家具には親和性を感じずにはいられません。
Knoll Textilesのデザインはカテゴリとして350種類、カラーバリエーションを含めると3500種類以上にもなります。
東京青山にあるKnollショールムの壁面には、テキスタイルサンプルがずらりと貼られ、圧巻の眺めでした。
ファブリックを色や柄で遊んで個性を出すこともできますし、素材を替えて季節感を表現することもできます。
手軽に模様替えをするなら、ソファカバーやクッションで変化をつけるのも良いですね。洋服を選ぶように、家具にも自分らしさを表現することでインテリアをより一層楽しめるものへと進化させてくれます。
今回のフェアでは、写真の生地群の中から、カーフスタッフがセレクトしたファブリックを使用して、ソファカバー、クッションを作成して展示予定です。
幾何学模様のモダンなデザインや、ボタニカルモチーフのナチュラルなデザインなど様々。あまりにも種類が多いので、選ぶのにとても時間がかかりました。
写真は、今回セレクトしたテキスタイルの一部です。デザインや素材感など様々なバリエーションを選んでいます。
写真手前のデザイン「Eclat Weave」は、ドイツ出身のビジュアルアーティスト兼版画家のAnni Albers(アニ・アルヴァース)によるものです。アニはバウハウス出身のテキスタイル・アーティストで、幾何学的なデザインの壁掛けや織物で知られています。 Eclatがリリースされたのは1976年。それから50年経った今もなお新鮮さを損なわないデザインというのも素晴らしいですよね。
カーフのGloveソファにも使用している、Homage シリーズは、様々な年代にリリースされた生地を数種類組み合わせて新しいデザインとして生まれ変わらせたファブリックです。
色や柄のパターンがそれぞれ違うため、見ているだけで楽しくなります。
Knoll Textilesはデザインがたくさんあるだけではありません。もともと商業用としてオフィスや医療機関などでも広く使われてきたため、耐磨耗性、耐光性といった耐久性も高く、また除菌スプレーなどにも耐性があり、ご家庭で使用していただく上で十分な機能を備えています。
また近年はリサイクルマテリアルや天然素材を使用するなど環境問題への取り組みもしており、ヨーロッパやアメリカでは既に規制対象となっている「PFAS(ピーファス)」という化学物質を排除したPFASフリーの撥水・防汚加工を取り入れ、2025年には全ての生地をこの加工に切り替えていく予定となっているそうです。
今回セレクトしたKnoll Textilesのファブリックによってカーフの家具がどのような印象に仕上がるのか、とても楽しみです。
クッションカバーもご用意いたしますので、クリスマスギフトなどにもオススメです。
ぜひ合わせてご覧ください。
【ファブリックで楽しむ住まい】
Karf Furniture meets Knoll Textiles
期間:2024年12月7日〜2025年1月31日
場所:karf代官山(GoogleMAP)
期間中Knoll Textilesの生地でソファをご注文のお客様に、この時期だけの特典をご用意しております。
詳しくはカーフショップまでお気軽にお問い合わせください。
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