20世紀の巨匠たちが残した、Knoll(ノル)の名作家具
1938年の創業以来、モダンデザインの歴史を切り拓いてきたKnoll(ノル)。
建築やアートと深く結びつきながら、時代を超えて愛される数々の名作家具を生み出してきました。
ミース・ファン・デル・ローエやハリー・ベルトイアをはじめとする巨匠たちの思想と美意識が息づくデザイン。その洗練されたフォルムと優れた機能性は、誕生から長い年月を経た今も、世界中の人々を魅了し続けています。
このたびkarf(カーフ)では、11月21日〜12月20日の期間、「Knoll POP UP SHOP」を開催いたします。
そこで、POP UP SHOPに先駆けて、世界中で愛され続けるKnollの魅力について少しだけご紹介したいと思います。

Knollとは
ドイツの著名な家具製造一家に生まれたHans G. Knoll(ハンス・ノル)によって、1938年にアメリカ・ニューヨークで創業した家具ブランド「Knoll(ノル)」。創業当初は輸入家具の販売をする予定でしたが、当時の規制や情勢が厳しかった面もあり、アメリカ国内での製造に舵を取っていきました。そこで迎えたデンマークの若手デザイナー、ジェンス・リソムに空間計画を任せていきます。ジェンスは計画ごとに空間に合う家具をデザインをするようになり、次第に家具会社としての道を歩んで行くことになります。
Knollが飛躍するきっかけとなったのは、フローレンスとの出会いでした。
フローレンス・ノルは、アメリカのインテリアデザイナー・建築家・家具デザイナーで、ミッドセンチュリー・モダンを代表する人物の一人。イリノイ工科大学でミース・ファン・デル・ローエに師事、ハーバード大学で建築を学び、ヴァルター・グロピウスやマルセル・ブロイヤーなど、20世紀を代表する名だたる巨匠たちと共に経験を積んでいました。
1941年ニューヨークへ移り、ハンス・ノルと出会います。1943年にはKnollへ加わり、建築的視点をもとに空間全体を計画する部門ノル・プランニングユニット(1943年〜)を設立、CBS、ハインツ、ゼネラルモーターズなどの企業オフィスを手がけ、「企業の顔となるオフィス」という考え方を広めました。
さらにKnollは、マルセル・ブロイヤーやミース・ファン・デル・ローエ、エーロ・サーリネンなどと共に数々の名作を生み出し、20世紀のデザインを牽引する存在となり、名実とも確固たる地位を築いていったのです。
1955年にハンスが事故で亡くなってからはフローレンスが会社を率いてさらに事業を拡大しますが、のちに経営から退き2019年101歳で亡くなるまでデザイナーとして活躍し続けていきました。
2021年にHerman Millerグループに加わった現在も、名作家具の数々はKnollの名前で作り続けられています。

マルセル・ブロイヤーが生み出した名作「Cesca(チェスカ)」。
デザインされたのは1920年代。その時代の家具といえば木材を使ったものが主流でしたが、そんな時代にブロイヤーは自転車のハンドルやフレームに使われていたスチールパイプに着目します。そして金属を曲げて作ることで後ろ脚を持たずにしなやかに身体を支えることができる「カンチレバー構造(片持ち梁)」を生み出したのです。
「Cesca(チェスカ)」は、彼の愛娘フランチェスカの愛称に由来して名付けられたことは有名な話。
機能性と合理性を追求したモダンな椅子に、デザイナーの家族にまつわる親しみのある名前が付けられていることも興味深いエピソードのひとつです。

エーロ・サーリネン/カンファレンスチェア
1950年代、建築家・デザイナーのエーロ・サーリネンがフローレンス・ノルとの協働から生み出した椅子。当時のオフィス家具のイメージを刷新したともいえるデザインは、彫刻のような美しさと、身体を包み込むような座り心地を両立させたプロダクトです。
Knollが世に送り出してきた名作家具の数々(エーロ・サーリネンのチューリップチェア、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェア、マルセル・ブロイヤーのワシリーチェアなど)。美術館に収蔵されるほどの価値を持ちながら、今もなお私たちの日常に溶け込み、暮らしを豊かに彩っています。
時代を超えて色褪せることのないそのデザインは、現代においても世界中の人々を魅了し続けています。
Knollが愛される理由とは
Knollが愛される理由は「美しさ・機能性・時代」、この3つの価値にあるのだと思います。1.時代を超える美しいデザイン
20世紀のデザイン史に名を刻む名作の数々。その最大の魅力は、流行に左右されない、シンプルで洗練されたフォルムにあります。ミース・ファン・デル・ローエやエーロ・サーリネンをはじめとする巨匠たちとの協働から生まれた家具は、時を経ても色あせることなく、今なお人々を魅了し続けています。2.空間を意識した美しさ
家具は建築と競うのではなく、補い合うものだという考え方をベースに数多くのプロダクトが生み出されてきました。その空間でどんな作業が行われ、どんな経路で人が行き来するのかなどによって机や書類の種類・配置を決め、適切なものがなければ自分たちで設計して作る、という空間ありきで家具を考えることがベースとなっていました。
バウハウス(ドイツ)やクランブルック美術アカデミー(アメリカ)の流れを受け、主張しすぎないのに存在感がある「引き算の美学」のもとに成立することを目指していたのです。
3.長く使うほど深まる価値
1920〜50年代に生まれたデザインが、今も現役の製品として愛され続けています。現代家具デザインの礎は、すでにこの時代に築かれていたといっても過言ではありません。流行に左右されない普遍的な美しさを備えた家具は、時代が変わっても、住まう空間が変わっても、長く使い続けることができます。デザインに込められた思想やデザイナーの哲学を感じながら、自分の暮らしや働き方に寄り添う一脚として、長く愛着を育んでいく。時を重ねるほどにその価値を実感できることも、Knollの家具を所有する喜びのひとつです。
家具は見ているだけでなく、実際に触れて、使って、座ってみてこそ良さが伝わります。
素材の質感やスケール、座ったときの感覚、そして空間の中に置いたときの佇まいを、実際にご覧いただけます。
今回のPOPUPショップでは、そんな名作家具たちの一部をお試し頂ける貴重な機会です。
座り心地や素材の質感を、ぜひ体感してください。
「いつかは」と思っていた一脚との出会いが、きっとここにあります。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
Knoll POPUP SHOP at karf
期間:2026年11月21日(土)〜12月20日(日)時間:10;30〜18:00(水・木定休)
場所:Blackboardつくば店内 特設会場
主な展示内容については、インスタグラム、LINEなどで配信予定です。
POPUP特別キャンペーン
イベント期間中に、Knollの家具30万円以上(税抜)お買い求めいただいた場合、10%Off&Knollトートバッグを1組様1点プレゼントいたします。

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